自閉症と向き合う家族の会

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ABA博士と一緒に学ぶ自閉症とその療法

dr.aba

6.ABA:3 行動の種類を分析してみよう

head
ABA博士

「それでは続いて次の行動の種類は何か分析してみてくれ。」

sato
佐藤さん

「分かりました。やってみます。」

head
ABA博士

「1問目。公園で子供が遊んでいると犬が寄ってきたので、走って逃げる。」

sato
佐藤さん
「逃げるという行動は逃避ですね。」
head
ABA博士
「その通りじゃ。では2問目。子供がお母さんに「車のおもちゃ買って!」とねだる。」
sato
佐藤さん
「これはほしいと言った気持ちから起こる行動ですから獲得ですか?」
head
ABA博士
「ウム。よくできた。3問目。砂で城を作った子供が「パパ!お城作ったよ!」と大声で呼ぶ。」
sato
佐藤さん
「パパの気を引こうとして叫んでいるので注目ですね。」
head
ABA博士
「いい調子じゃ。では4問目。読書をする。」
sato
佐藤さん
「これは自分の心を満たそうとして行っている行動だから刺激ですか?」
head
ABA博士
「そういうことじゃ。ではちょっと難しい質問をしよう。5問目。車で走っているとパトカーを見かけたので、スピードを下げる。」
sato
佐藤さん

「え~と。。。ちょっと分からないですね。。。」

head
ABA博士
「スピードを下げるといった行動はチケットを切られることを避けているわけじゃよ。」
sato
佐藤さん
「あっ。逃避ですね。」
head
ABA博士
「その通りじゃ。6問目。親が風船を買ってくれないので泣き叫ぶ。」
sato
佐藤さん
「欲求が泣くといった行動を起こしているから獲得!」
head
ABA博士
「よくできた。行動をまずこのように種類別に分けるのじゃよ。それがABAの基本じゃ。」
sato
佐藤さん
「でもこれを知ることが、どのように大切なのでしょうか?」
head
ABA博士
「人は結果に応じて行動を学んでいくのじゃ。だからその結果が変わるということは行動も変わると言うことを意味する。行動の種類を知ることで、子供にどのような結果を与えたらいいか、そしてその結果がどのように将来、行動に変化をもたらすかを知ることができるのじゃよ。次のページでその意味を詳しく説明しよう。」

 

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